元気を取り戻しました♪

Iさんのお話をします。

おおむらさき整体院にご来院されるお客様は95%が女性です。

女性に好まれる整体院なのです。男性のお客様は事務関係のお仕事や運転手さんなど眼を使う患者様が多く来院されます。

6月の暑い日でした。半ズボン・Tシャツというとてもラフな格好をした60代後半の男性が来院されました。

男性が初めて来院されるときはGパンかジャージが多いのですが、この方は整体慣れしてないのか、本当にラフな格好でした。そしてこの男性(Iさんのご主人)は施術中に一言も話さず、ただ「足が痛いからお願いします」と言い、あとは寝てしまうのです。

男性のお客様は施術中にお話しする方が多いのですが、、、

「この患者様は凄く疲れているんだな?」と感じました。

何回かこの男性は通ってくれるようになりました。

5回目の時にめずらしく話しかけてきたのです。

「あの~。このマッサージは鬱にも効きますか?」

「鬱に聞くかはわかりませんが、私はカウンセラーですし。自律神経の専門整体師なのでお役に立てると思いますが、だれか鬱で悩まれているのですか?

「実は妻が鬱病なのです。鬱になって3年ですがどこに行っても良くならないんです。

少しでも良くなれば!と思い。おおむらさきに連れてこようかなと思うんです。」

Iさんのご主人は定年退職して、これからゆっくりと楽しい人生を楽しもうとした矢先に奥さんが鬱になり数年間看病をしてきたそうです。

奥さんは朝起きてソファーに座ったままトイレ以外は立つこともなく毎日同じ辛い日を夫婦で過ごしていたそうです。

 

 

 

長年、苦労を掛けた妻、いつも元気で漬物や料理を作っては近所の人に配って喜ばれていた妻が、、、あんなに元気だったのに何でこうなるんだろう、、、

でも妻が少しでも楽になるならこのマッサージを受けさせたいな・・・このストーンの温かさで少しでも変わればいいな。。。

そんな思いで

疲れた体をマッサージするということでIさんを誘ってみました。しかしIさんは乗る気にはなりませんでした。

脳神経外科・耳鼻科・内科・心療内科・精神科に何度も通ったIさんはもう病院とか治療とかうんざりするほど通ったのです。さらに

Iさんが言うには

「一流の大学病院で治らなかった病気が何で町の小さな整体院で治せるの?お父さん馬鹿な話はやめなさい!!」

と江戸っ子のIさんは勢いよく話したそうです。

でもせっかくご主人が予約を入れてくれたから1っ回くらいはしょうがなく行くかな~

という気持ちで

「そうだね。疲れた体をほぐすならいいよ~」

ということで来院されたのです。

 

 

はじめてIさんとお会いした印象は「人ってこんなに顔色が悪くなるんあ~」と思いました。顔がねずみ色なんです!ビックリな感じです。

ベットに横になって第一声が

「私はいつ吐くかわからないからゴミ箱を置いてもらえるかしら?」とのことでした。

 

Iさんを苦しめた最初の病気は原因不明の嘔吐だったのです。

「皆さん吐く前ってわかりますよね?

Iさんはわからないんです。気が付いたら

吐いているのです。」

胃が悪いのか?と内科

や消化器系の病院に何度も行きました。

しかし原因がわからないのです。

そのほかにも耳鼻科・脳神経・心療内科

全部原因がわからないのです。

 

危なかったのは天ぷらを揚げている時に吐いてしまったのです。火事寸前になり「料理は出来ないな~」と感じたそうです。

更にお葬式で吐いてしまい参列者にかけてしまったそうです。この時がいちばんつらかったそうで「人様に迷惑をかけるならもう外には出たくないな~」

この日から外出を辞めたそうです。

外出をやめたIさんはみるみる元気がなくなり、体重も10キロやせたしまったそうです。

血行が悪くなり顔色も悪くなったのでしょう。

 

更に驚いたのは体が異常に冷えているのです。まるで冷凍マグロが横になっているような冷気?みたいな、、、とにかく冷たいんです。

人は疲れすぎると自律神経が乱れます。自律神経が乱れると体が冷えます。

体が冷えると治癒力が弱まります。

まずはIさんをしっかり温める!!ここからスタートしたのです。

 

 

Iさんの冷えた体を徹底的に温めよう!と思いました。

本当に冷え切っていたIさんの体は冷凍されたマグロのようでした(今でも笑話)

通常ホットストーンは1回~2回の交換で大丈夫なのですがIさんは4回変えました。

Iさんはそれぐらい温めないと温まらいのです。(蒸し焼きみたいでした笑)

 

そして精神的に不調な方は必ず【頭部】【耳周辺】【首・背中】が異常に凝っているのです。その状態が続くとその周辺が辛くなるのです。

頭部→めまい・頭痛

耳周辺→耳鳴り・ふらつき

首→背中・はきけ・肩こり・腰痛

冷えた体を温めて固まっている個所をほぐすの繰り返しでした。

何回も繰り返すと皆さん共通して背中が柔らくなるのです。

背中が柔らかくなると体が元気になるのです。

背中が凝る、、、この背中周辺からホルモンが分泌されるのです。それもストレスホルモン!

人はストレスがかかるとそのストレスに立ち向かうようにアドレナリンといううホルモンが分泌されます。

アドレナリンが出過ぎると、どうも背中が張るみたいです。そして背中が張るくらいストレス過多になると自律神経による不調が出やすいと私は感じています。

だから背中を温めて集中して施術するのです。

背中が柔らかくなるとIさんの体調は元気に回復していったのです。

まわりのみんなもビックリするほどです。

 

 

Iさんを元気にさせた出来事はお孫さんのピノ発表会でした。

「先生2か月後に孫がピアノの発表会があるんだけど行けるか?」と質問されたのです。

車で2時間の場所まで移動してピアノをを聴きたい・・・と本人が言ったのです。

 

お孫さんから

 

「おばあちゃんに観に来てほしいのに来れないの?」

 

と言われたそうです。

私は即答で言いました。「行きましょう!」

 

とても行ける状態じゃないけど行くんです!

これでいいのです。行くと決めて、たとえ、車に乗れなくても以降とする気力と

その行動は絶対に回復という勝利にむかっているのです。

多くの方の原因不明病の改善に携わってきましたが

回復されるときは大きく変わりません。

体に良いこと(温める・ほぐす等)を繰り返すことで

ほんの少し「あれ?いつもとちがう!少し動いてみようかな?」

と思うのです。その少しが大切なのです。

 

私は言いました。

「もしダメだったらまた最初からやればいいのです。」

これが大切なのです。

不登校の子が学校に行く最初もそうなのです。

まずは制服を着れば勝ちなのです。校門まで行ければ勝ちなのです。

この時の励ましが大切なのです。

もうひとつどうしたらよくなるか?

よく質問されます。

答えは簡単。

よくなるまでやるのです。

 

Iさんはピアノの発表会に行けたのです。

往復で吐くことを心配していましたが大丈夫だったそうです。

自分でもびっくりするほどだったそうです。

人は何かがんばろう!としたときに考えられない力が出るのです。

その力は医学では測れません。

もうひとつは人が辛いときは誰もわからないほど辛いのです。

その辛さは誰もわからないのです。

でも治す力は自分に有ってそれを引き出させれば医者でも整体師でも一流だと思うんです。

 

 

Iさんは今でも当院に来院されて元気です。

冬でも下駄を履いて歩いてくるほどです。

不調の時のお話を聞いたんです。

「Iさん病気の時、いちばん辛ったことは何ですか?」

「それはね。お医者さんに異常がないです。と言われることだよ。」

「何でもいいから異常があって薬でも何でも出してもらったほうが安心なんだよ。」

 

私は病院に行って異常があると言われたら落ち込みますが

Iさんは違っていたのです。

ご主人にも聞いてみました。

「奥さんが病気の時、いちばん辛かったことは何ですか?」

「毎日妻が鬱状態になっていくのが辛かったです、、、

あと妻を元気つけようと秩父の芝桜を見に連れて行ったんです。

ピンクで綺麗な芝桜でした。

しかし、その芝桜を見た妻は」

「お父さん今年の芝桜はなんで白黒なの?、、、、、、」と言ったのですよ!

ここまで悪くなっていたのか?と体が震えて涙も出なかったそうです。

 

 

Iさんに「今は芝桜は何色にみえますか?笑」

「きれーいなピンクですよ~」と笑い話をするくらいに回復されました。

元気になり同窓会の幹事をしたり、秩父の山登りもしたりともう元気です。

お医者何に言われるそうです。

「Iさん何でそんなに元気になったのですか?どこで治療したのですか?」

Iさんは

「教えてあげないよ~私の不調の原因がわからないお医者さんには教えないよ~」

と言うそうです。

 

でも人って病になると芝桜が白黒に見えるんですね。その時白黒に見えている自分がおかしいと思わなかったそうです。

 

本当に治ってよかったと思います。

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